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とある次元のほとり(マジックザギャザリング改変)

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   カウラン岬に打ち寄せる波しぶきを見ながら、若い亜人の男女は語らいあっていた。  頬ずる目線のさきに、普段では到底見慣れぬ泡吹いた一団がゆらゆらと岸辺に押し寄せているではないか。                                          泡にしては大きすぎるし、恐竜の卵にしても大きすぎる。 彼女が見ているものは、単なる泡ではなかった。 いや、泡ですらないのかもしれない。                                                             そんな折、最初に発見した彼らを差し置いて、虹生まれの港町ではじめにそれに触れたのは、奇行の常連ペダトロであった。    泡沫に弾けて割れた中から現れた部分は、金属であろうか? 丸みのある何かが瞬発的に転がるように落ちてくる。  それを皮切りにしたかのように、他の泡も次また次にとはじけていった。 中にはガラクタにしか見えないものもあれば、なにやら旨そうなものが入っているものもある。        アマターユとエボイオの二人にもその光景が目に入ったのは言うまでもない。  ほかの割れていない泡は数えるくらいしかなかったが、この事態が彼らには、いや先方の金属人にとっても特異な状況だった。  しかし、この情景を見ていたのは彼らだけではなかった。  半島の内陸にいくつかの街がある。そこに潜む夜の住人が、めずらしく岸辺においでになっていた。     「」 「」  そこはたくさんの交易が盛んに行われ人々の活気であふれていた都市の一角。それを覚えている人の世代はもうなく。代わりに吸血鬼たちが人を家畜にして優雅な暮らしをして...